【『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由】を読んだ感想

どうも、mortalです。

本日は
『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由
の読書感想文です。

【内容】

基本的に漫画+たまに文章で、
1時間半ぐらいで全部読めちゃいました。
内容は良くも悪くも、ライトな感じです。

個人的には「知らない話で知識が広まった!」
みたいなのは無かったんですが、
ブラック企業勤務で
本当に精神が病んでいる人にとっては
本の250ページ全部が文字っていうと
読むのに時間がかかるので、
これぐらいでいいのかなといった印書でした。

以下、印象に残った箇所です。

■長時間の残業やパワハラで、将来このままでいいのかと悩む場合

→心身に後遺症が残る可能性だってある。
本当に無理だと思ったら、手遅れになる前に逃げよう。

プロフィールにも多少書いてますが
僕は就活ガチャでハズレを引いてしまったため、
新卒から3年ほどブラック企業で働いてました。

「そもそも大学出て、小売り業・飲食業ってどうなのよ」
っていう話も聞きますが、

という感じですね。

大学は後半まで
ろくにアルバイトもしたことがなかったので、
就活前に接客業をしてたら
アパレルなんて目指さなかったかもです。

大学に入学した当時の自分にアドバイスができるなら、
「とりあえずバイトしてみろ」ですね。
働いてお金を得る、
ということに対して無知すぎました・・・

■転職しても、またブラック企業かも知れない恐怖

→現状の仕事が最低なら、
他所へ行けばそれより良くなる可能性は高いのでは。

今いる場所が最底辺だと感じるのなら、
もうそれより下は無いだろうと。
現状維持してたら何も変わらないので、
悪化する可能性も0ではないですけどね。

八方塞がりになる前に、
若いうちは色々と試すのがいいかと思います。

■俺がやらねば誰【か】やる

→誰がやる、ではなく誰かやる。
首相や大統領すら替えがきく。
無理なら休め。

今年は1月下旬に初のインフルエンザになりましたが、
まさにこの状態でした。

専門職でハイレベルな技術・経験とかが必要な場合は除いて
基本的に会社員の事務仕事なんかは、
覚えれば割と誰でもできそうですからね。

絶対に出社しなきゃいけない、みたいな
強迫観念に捕らわれる必要は無いんだなと。

■命てんでんこ

→他人よりも、まずは自分の命を守れ!

「てんでんこ」は、

「各自」「めいめい」を意味する名詞「てんでん」に、
東北方言などで見られる縮小辞「こ」が付いた言葉。

すなわち、「津波てんでんこ」

「命てんでんこ」をそのまま共通語に置き換えると、
それぞれ「津波はめいめい」「命は各自」になる。

 

「津波てんでんこ」「命てんでんこ」を防災教訓として解釈すると、
それぞれ「津波が来たら、取る物も取り敢えず、

肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」
「自分の命は自分で守れ」になるという。

Wikipediaより引用。

幸せも同じで、
いきなり「世界中の人間をしたい!」みたいな
大きな目標を掲げるよりも、
まずは自分が幸せになることを目指した方がいいという。

いずれにせよ、他人を気遣うって
自分に余裕がなければできないことですからね。
いろんな面で、常に余裕のある人でありたいです。

■棒人間に毛が生えたレベルの絵で、イラストレーター・・・?

本の内容とは直接関係ないんですが、
作画があっさり過ぎなのが少し気になりました。

「汐街コナ」の名前で調べたら、
ソシャゲのキャラクターとかも描けるので、
この本は敢えて癖のない絵柄で描いてるみたいです。

これが仮に濃い目の絵柄で

エシディシ「毎月の残業、200時間近くあって死にたい!」


範馬勇次郎「毎月の残業、200時間近くあって死にたい!」

とか言わせても、
お前全然大丈夫そうじゃん・・・
ってなりますからね。

人間を捕食する究極生物や
地震や雷も無効な人間には、
残業200時間なんて
準備体操ぐらいにしか感じなさそう感が凄いw

話に合った絵柄を選ぶ、って大事ですね。

■まとめ
→細かいことはいい。とにかく生きるんだ。

ググったところ、
平成24年(2012年)2月時点で
日本で全国にある企業数は約412万企業だそうです。
(法人企業が約4割と
残りの6割は個人事業主か、ペーパーカンパニーとのこと)

日本にはそれだけの会社があるんだし、
その中の数社で働いて合わなかっただけでは
「私、社会不適合者なんですよね・・・」
とは言えないでしょう。

仮に入社した会社がブラック企業だったとしても、
人間、最低限生きてさえいれば
まだチャンスはあります。

無職になろうが、借金抱えようが、
変わろうとする意志さえあればね。

なぜかPCにこち亀のこんな画像を保存していたので、
せっかくだから貼っておきます。

ちょっと話が別の本に変わりますが、
最近、漫画のカイジを読み返しました。

鉄骨渡りのシーンで
「死ぬ寸前に追い詰められるまで、気づかなかった。
40歳まで借金地獄でもいいから、生きていたい・・・!」
というセリフがありました。

そりゃ誰だって、
1 これから20年間、ひたすら借金を返済するために生きる
2 今すぐ、地上約100mの高さから落ちて死ぬ
の2択だったら、
借金返しながらでも生きる方を選びますよね。

生きてさえいれば、
矢沢永吉みたいに億単位の借金を返済するどころか
もっと稼げた!みたいになる可能性も
0では無いですからね。
(※誰でもできるとは言ってない)

とりあえずの選択でもいい。
死より生を選ぶんだ、というお話でした。
気になったら読んでみて下さいね。

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それにまつわる、本日の1曲を貼ってお別れです。
The GazettE/Tomorrow never dies

ブラック社畜時代に、
心が壊れないようによく聴いていた1曲。
歌詞の内容が心に残る名曲です。