アウトローな復讐代行屋の漫画、シマウマを読んだ感想

前回の投稿から半年ぶりですね、mortalです。

今年前半はずっと転職活動をしていたため、
ブログ更新の余裕がありませんでした。
そちらの詳細は次回にでも存分に語りますね。

今回はシマウマという漫画を読んだので、リハビリがてら読書感想文です。

あらすじ

結婚相談所の男性客相手に美人局をしていたドラたち半グレグループは、
回収屋を名乗る連中による拷問を受けて半死半生な目に遭う。
しかし、ドラが脊髄にナイフを刺されそうなったとき、
回収屋のリーダーであるアカがドラの元クラスメイトだということが判明。
アカはドラに対して命を助ける代わりに、自分たちへ回収の依頼をしたヤクザを殺すよう命ずる。
結果としてヤクザは死に、ドラはシマウマという男が率いる回収屋のメンバーとなって、
闇の世界にどっぷりと浸かることになる。

引用元:マンガペディア

一言で言うと アウトローな復習代行屋の話。
主人公のドラが依頼人の壊れた心を回収(=復習代行)をする回収屋になるという、
あまり中身のないエロ・グロ ・バイオレンスでした。
主な登場人物は、ググって拾ったこちらの画像を参照して下さい。

ここが惜しいよポイントの数々

①人物がどアップすぎて誰が誰だかわからない

絵がキャラクターに近寄りすぎていることがあり、
パッと見で主人公なのか
その章のゲストキャラなのか不明なことがざらにあります。

話の中で一番困ったのは、
メガネ女のキイヌが自分に憧れているデブ女に対して
ダイエットと整形手術をさせて影武者を作ろうとする流れ。

襲われそうになったところで、
それが本人なのか偽物なのかが全然わからない…

②時系列がバラバラでストーリーの構成がよくわからない

回収屋の仲間のアカが死んだ? →話はその3週間前に遡る…
みたいに、時系列順に話が進まないため混乱。
○○が死んだ?いいえ、生きてました! の繰り返し。

その他にも途中から出てくる
ドテチンというハンチング帽のオカマおじさんは
いつの間にか組織に入って、いつの間にか裏切っていました。

これをやるなら新メンバー加入後に
危ないところを助けてもらうエピソードを1話入れるとかして、
馴染んできたところで
「残念!実は敵でした。」みたいな方が良かったのでは。

いつの間にか出て来て知らないうちに裏切っていたので、
先週入ったアルバイトの子が今週にはもう辞めていた…
みたいな状態で感情移入できませんでした。

③たまに登場人物の行動が理解できない

真っ当な仕事ではないため、
高額な復讐費用を踏み倒そうとする客が出てくる。
→「あなたとは痛みを共有できると思ったのに…(=裏切るのか?)」と、
相手をビビらせるために
シマウマがガラスのコップを食べて口周りが血まみれになる。
ヤベーやつ感は出るけど、普通に脅せばいいのでは…?

あとはターゲットを拷問して指を切断したりするけど、
殺さずの美学を貫いて生かしておいたら
逆にいつかは自分が復讐される可能性もあるでしょうに。

死ぬよりも手足を失くして生き続ける方がつらいかも知れませんが、
この辺がいまいち理解できませんでした。

④漫画のタイトルがちょっと違う気がした

シマウマは組織のボスの名前だけど、
あんまり頻繁に出てこないのと主人公がドラだったのを考えると
漫画そのものが「シマウマ」って感じがしませんでした。

怨み屋本舗みたいな感じで、
組織名を付けてそのままタイトルにすれば良かった気が。

まとめ 一度読んだらもうお腹いっぱいです

似たような話が多くて、よく22巻も続いたな…という印象でした。
序盤ですでに微妙に感じたけど、惰性で最後まで読みました。

ですがバキみたいに間を置いて
定期的に読み返したくなるような魅力は感じなかったので、
もう二度と読むことはないでしょう。
お疲れ様でした。

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