30代後半で人生初の転職活動をした感想

どうも、mortalです。
突然ですがここ数年で今勤めている会社が業績不振のため終わったので、
転職せざるを得なくなりました。

詳細は言えませんが、世間に悪いニュースで報道された会社なんて
逃げたくなるのが心情というもの。

社員が最も多かった頃は40人足らずの規模でしたが、
今ではほとんどが退職してしまい、残りは5人程度。
様子見していたものの復活はもう望めなさそうだったので、
2023年に入ってから転職活動を始めました。

そもそも10年近く働いている僕も昔から
「こんな胡散臭い会社、いつかは辞めたいな…」と
2年に1度ぐらいのペースで辞めたくなりつつも実際の転職までは行動に移さず
ダラダラとここまで来てしまったので、
ちょうどいい人生の転機として肯定的に捉えようかなと。

今の会社は人生2社目ですが、
大学時代の先輩のコネで入ったため職務経歴書など書いたことなかったので
実質ちゃんとした転職活動は今回が初めてです。

結論としては活動期間が2023年1~6月の半年近く、
50~60社受けて滑り止め的な1社しか内定が出ず。
めちゃくちゃ苦戦したのでトラウマになりました。

思えば大学生の時もバイトの不採用で20連敗したり、
新卒採用もアパレルに絞った結果60~70社ぐらい受けても
1社しか内定が出なかったので、勝率が低いのはあまり変わらない模様。

仕事運がないのか、単純に労働力としての魅力がないのか。
恐らく後者でしょうね…

■いきなり電話してくる転職サイトがうぜえ

平日の仕事中に電話が来るのが不愉快。
リクナビネクストは速攻で着信拒否しました。
手持ちのOPPOのクソスマホでは音が出る設定なのに万年サイレントモードなので、
必要な電話でも音が出ないんですけど。

スカウトとか情報とかあまり精査せずにとりあえずメールを受け取る設定にすると、
死ぬほどメールが来てこれまたウザい。

チケットの当落とか親からの連絡のような、
他の必要なメールが埋もれて見つからないです。
転職活動が終わったら、全部メール配信を停止せねば。

■人に誇れる数字も資格も実績もない、自分の無力さ

大学生の時に1回だけTOEICで600点ぐらいとって以来何もなかったので、
暇な休みにお遊び感覚で1か月ぐらい英語を勉強して
テストを受けたりしても良かったかもしれません。

仕事や将来に危機感を覚えた時に、初めて自分の無力さに気づくなんて…
まあ、転職しない限りは絶対必要なかったんですけど。
下手したら今後も一切必要なさそうだし。

しかし、みんな職務経歴書は営業成績トップとか話を盛って話てるんですかね?
「(全部で3人しかいないところで)常に業績トップ3常連です!」みたいな。

今になって新卒の時にブラック企業のアパレルに入らず、
内定が出たよく分からんIT企業に入ってSEになっていたら
どうなってたんだろう?と有り得ないifストーリーを後悔する日々。
そっちはそっちルートで、鬱病からの廃人化の可能性もあったかもですけど。

■歴史は繰り返す。エン転職が使いやすい

大学生の時→リクナビ、マイナビ、エンジャパンの就職サイト見る。
転職→リクナビNEXT、マイナビ転職、エン転職を見る。

使った感じとしては、会社側に色々と取材をして
その会社に向いてる人や不向きな人などの詳細を書いてるエン転職が良かったです。

このサイトにしか載ってない求人、みたいなものの差はあまり感じませんでした。
いろんなところからメールやらスカウトやら通知が来るとわけわかんないので、
可能ならなるべく一つに絞った方が管理しやすかったかもしれません。

特にこれといった福利厚生もなく画像なども一切なしの求人だと、
社内の様子や働く仲間や何をするのかもあやふやで、
全然応募する気が起きません…

※以下、それぞれのサイトやWEB面接ツールの特色

リクナビネクストは求人数が多いが、その分エントリーも多いのか
申し込んでも返信すら来ないで無言の書類落ちが多々あり。

オンライン面接用のツール
どれも基本的に、なぜか自分の映る画質が悪かった…
ノートパソコンの性能のせい?
後でスマホのライトを自分の顔に当てるとか、
部屋を明るくするとかで対応しましたが。

面接ツールはGoogle meet が一番良かったです。
マイクロソフトチームスは自分の写る画質が悪く、
マイナビ転職のオンライン面接ツールはクソ。

■ぱっと見で良さそうな会社でも、悪評で応募を止めて疑心暗鬼

実際に働いた人の話が聞けるサイト、
オープンワークと転職会議が便利で話半分程度に見ていました。

企業ごとに意味不明なルールや特色があるのが分かり、参考になりました。
それのマイナス面が受け入れられずに、応募を辞めたのもあります。

1人2人が悪口書いてるだけだと信憑性に欠けますが、
10人ぐらいから「こんな感じで保守的です。」とか書かれると
そんなものなんだと信じますね。

(以下、それぞれ別の会社の具体例で分かった例)

・保守的な企業体質で新しいことを全然やらない
・求人情報になかった土日出勤が多い
・なぜか代表電話をカスタマーサポートが取る謎文化がある
・家族経営で社員を監視。社員同士の飲み会を禁止
・みなし残業代が支払われているので、通常の業務時間+1時間か実質定時みたいにされている
・何年働いても正社員にしてもらえない

みたいな事まで分かるので、便利な世の中になりました。
まあ、この辺は受けても落ちたか応募しなかったんですけどね…

■スカウトメールのガバガバっぷり

自動車の普通免許持ってるだけでタクシー運転手にスカウトするとか、
どんだけ人手不足なんだよ…
僕の経歴からは一切関係のない
保険や不動産の営業とかもしょっちゅう来ていました。

スカウトから応募すると書類通過率が3倍だそうです。
「うちはブラック企業なんで、人間なら誰でもいいですよ」感がすごい。

■レポートの課題や志望動機を書くのが面倒臭い

家具のネット通販の会社では、
自由選択のお題3つの中から1つ選んで答えろというレポート課題が出る。
新卒の時にも、その企業ごとの独自のエントリーシートとかあったので懐かしいですね。
40歳近くになって、またやることになるとは夢にも思いませんでした…

その後は1日かけてのインターンと最終選考があり。
面倒臭い…と思ってしまった僕は、きっとそこまで本気じゃないんでしょうね。

仮に内定が出ても働きたくねぇなあ…と思っていたら、
無事に不採用通知が来て断る手間が省けました。
めでたしめでたし。

他にも「なぜうちの会社なのか?うちで何がしたいのか?」とか
原稿用紙1枚分ぐらいの文字数を求めてくる会社も厄介ですね。
たまたま募集してたらからで、そんなに深い理由なんてないよ!という。

■面接に落ちまくる

アパレルの販売3年とカスタマーサポート11年という
誰にでも出来る仕事しかしてこなかったためか、
もうそれ以外の選択肢が正直ないわっていう。

書類通過率は60%ほどでした。
面接に進んでも、大体1次でお断りという。

新卒の何色にも染まれる選択肢が自由過ぎるのと比べたら、
道が絞られている分だけそれはそれで楽かも知れませんね。
それでも誇れるものがないのでハードでしたけど。

やることは似てるけれども実態は全然違う
コールセンターのスーパーバイザー(略してSV)なんかは
プレイヤーではなく管理者を求めているので、1次面接で敗退。

転職の軸は今までやってきたことを横展開していく方向だったので、
結局自分には通販ルートしかない、ということを思い知らされる。
企業側も優秀な経験者を求めていますからね。

面接官からの質問で「仕事を通じて一番成長したこと」や
「次の職場に最も求めているもの」などが即答できず、
考え込んだ挙句に全然具体性のない曖昧な回答しかできず撃沈。

また心から思ってもないのにリーダーになる!とか
言い切るのはやめた方が良さそうでした。

■「一生ここで働く」なんて考えてたら、重大な選択肢すぎてどこにも就職できなくなる

給料・仕事内容・勤務地などの条件が完璧に満足する会社もなければ、
変化の激しい時代だから入った会社がずっと続く保証もどこにもない。
今後入ってから何かトラブルがある可能性もゼロではないので、
ダメならまた乗り換えるぐらいの気持ちでいいやと。

そんなんだから文字通り「出たら目」な人生を送っているんですけどね。
大学辺りから、受かったところに行くしかねぇ!
という進路の決め方をしている気がします。

なので「高校を卒業したらこの大学に入って、この勉強をして~」と
将来に向かって長期的な計画を立てて実践できてる人って、凄いなと尊敬しますね。

■お金が稼げて生活できれば、まあそれでOK

結局のところ、大人になったらこれに尽きる気がします。
僕は特に崇高で大きな人生の目標がない、ただ生きてるだけの人間なので…

給料は下がっても嫁や子供もいないし、自分が生きていければそれでいいやと。
下手に扶養家族や持ち家のローンなどがなくて、
心の底から良かったと思っています。

■人生は自由。いつどこで働き始めてもいいし、いつ辞めたっていい

当たり前ですが、人生は自己責任の元で自由です。

誰かがどこかの会社で3~5年ぐらい働いて
飽きて得るものがなくなったタイミングで転職しても、
他人の人生なので誰も何も言いません。
「上手くいっても ダメになっても それがあなたの生きる道」
とPUFFY が歌ってました。

こんなことになるのであれば、
30歳とか35歳で年齢制限をしている会社もあるので
もっと早く転職活動しておけば良かったかも。

基本的になかなか採用されないため、
自分に労働力や人間的な価値がないと自尊心が低めです。
どれだけ多くの会社から内定が出ようが
結局入る会社なんて一社だけなんだから、
ある程度納得できる会社で普通に働けりゃそれでいいんですけどね。

ガンダム映画の閃光のハサウェイのCMで、
「身構えている時に死神は来ないものだ」って言ってたのが
言葉でなく心で理解できました。

■今後の人生が不安…

新しい会社で上手くやっていけるのかも不安だし、
正直言って大したキャリアやスキルはないので
40歳を過ぎたらもう転職できる気がしません…

常に人手不足だっていうので今からSEでも目指そうかなと思いつつも、
さすがにもう年齢的に遅すぎる気が。
適性があるかどうか、やりたい仕事かどうかも謎ですからね。

ブログのネタとして転職後に落ち着いたら、
ITパスポートの試験でも受けてみようかと思いました。

■参考になった動画

【本気の永久保存版】これが最短ルート!「転職活動 完全ガイド動画」をガチでつくってみた。
転職のサラタメさん
長いですが、全体の流れを掴むのには良かったです。

あとは「末永 雄大 / すべらない転職エージェント」とかいうので
気になった動画をちょくちょく見てましたね。

■転職のテーマソング キズ「おしまい」

https://www.youtube.com/watch?v=Y5gKxRGmKFo&list=RDMMKGsOmi2uUd4&index=3

「意思なく始まった 廃材みたいな人生だから」

ずばり自分のことを歌われているようで、ドキっとした一節。

「産まれた時点でもうおしまいだよ」と悲観的な捉え方もできるし、
「何かが終わったら、また新しく始めればいいだけじゃん」
と肯定的にも捉えられますね。
ネガティブな性格なので、僕は前者ですけど(笑)

まとめ

そうだよ!労働はクソだよ!

現在は研修期間が終わってそろそろ独り立ちする時期なんですが、
仕事の内容が難しすぎて絶望。
早くもバックレて借りてるPC等と保険証を無断で郵送したい、mortalがお送りしました。