熊谷図書館で電子書籍を借りてみました

どうも、mortalです。

今回は少し前に下記のニュースを見たので、
休日に熊谷まで行き図書館の利用カードを作ってきました。

熊谷で「電子書籍」広がる 
県内最多1万6000点、コロナ禍でも書籍に触れる機会を
https://news.yahoo.co.jp/articles/cad418442e08cfaf15a55640f111e525de4e7349

そんなのがあるなんて全く知らなかったので
「図書館の電子書籍!そういうのもあるのか」と
井之頭五郎風に感心しました。

初めて行った熊谷図書館の様子

熊谷駅の南口から徒歩5分ほどで、
大きな市の図書館にしては割とコンパクトな印象でした。

蔵書は1階がメインで、
2階は申し訳程度の地域資料と自習スペースがほとんど。
電子版しか使わず今後ここに来る気がない僕には、
設備は何でもいいという。

利用条件はどこの自治体でも同じですが
・そこの居住者、通勤・通学をしてる人
・近隣の市町村に住んでる人
が対象。

僕の住んでいる寄居町は一応近くという扱いで、
利用の権限があってラッキーでした。

利用方法


https://www.kumagayalib.jp/TOSHOW/pdf/e_help.pdf

こういうマニュアルページもありますけど、
ログインして借りるだけなので
正直見なくても分かるレベルの簡単さでした。
ものによっては読み上げてくれる、オーディブル対応な様子。

※なお、初回登録だけ少し躓いたので説明しときます。

利用者メニュー→※パスワードを登録される方はこちらへ で、
窓口で登録した名前・住所・電話番号などを登録しつつ
ログインIDとパスワードを設定します。

初回のログインでは、
自分の好きなパスワードで登録できませんでした。

なので一旦表示される
「k68rgSS9F8g6Fu」みたいな仮パスワードで登録し、
その後でパスワード変更から好きなものにすればOKです。

で、https://kumagayacity.overdrive.com/にアクセスすれば
もうその日から電子書籍の利用が可能という。

自宅にいながら図書館で本をペラペラめくって戻す感覚で
借りる→流し読む→15分で返却してまた別の本を借りる
みたいなことが可能なので、非常に便利でした。

下記はトップ画像と蔵書ジャンルの一例です。

適当に見てたら可愛い表紙に惹かれたので、
1冊目は「犬とともだち」を読んでみました。

サンプルの時点では
パソコンで見てもやや画面が小さいかな?と不安でしたが、
実際に借りて読んだ際には
文字の大きさもちょうど良かったです。
スマホから見ても調節可能だったので、文句なし。

余談 児童向け書籍が英語で、レベルが高すぎる

適当に「児童向けノンフィクション 電子書籍→伝記及び自伝」
のカテゴリーを見たところ、メッシやガンジーの伝記がありました。

イラストや写真が多いし内容も難しくないけど、
全部英語で書かれているので
これが児童向け…?というのがいささか疑問でした。

Wikipediaで児童を調べたところ
「狭義では小学生のみを指し、広義では18歳未満の者を指す」
とのこと。

中高生ぐらいなら何とか読めそうな本でしたが、
英語を未履修の小学生が読める内容とは到底思えず。

熊谷図書館の人達は
小学生がガンジーの伝記を英語で読める前提らしく、
読書へのハードルが高すぎて笑いましたw

こんなのを読む、意識の高すぎる小学生は存在するのか…

図書館の電子書籍のメリット・デメリット

実際に図書館の電子書籍を読んでみて、
思いついた良し悪しをまとめました。

◎ 特定の読書端末やアプリのインストールが不要

kindleペーパーホワイトを買ったり、
スマホやPCへのアプリをインストールをせずに
ネット接続できる端末さえあればOK。

◎ いつでもどこでも本が探せて借りれる

僕のように自宅から熊谷図書館まで20kmあり
電車での往復では約1時間と1,000円かかる田舎者でも、
住んでいる場所や時間に関係なく本を借りて読めます。

通勤・通学の途中で読み終わったら、
すぐ次の本を探して読むことも可能。

◎ 返却が不要

読み終わった本は返却ボタンを押して返すか、
期限が来れば自動的に返却されるとのこと。
忘れてても自動的に処理されるのは便利ですよね。

× 誰かが借りてると、その本は貸出不可

図書館の本なので、当然と言えば当然ですけど。

サーバーへの負荷対策なのかも知れませんが、
せっかく誰でも読める環境なんだから
複数の人間が同じ本に同時にアクセスしても
読めるようになればもっと便利そうです。

× 品揃えが微妙、または英語の本しかない

読みたいジャンルの蔵書が全然なかった…
ということもあります。
無料で受けられるサービスには限界がありますからね。
無い本は読めないので、
リクエストするか買った方が早そうです。

またジャンルによってはほぼ洋書しかなく、
日本語でしか読まない場合は
「短編小説は113冊中、2冊しか日本語の本がないよ!」
みたいなケースもあります。


いろいろ挙げてみましたが、
特に大きなデメリットは感じず。
気に入ったものがあれば、無料なので気兼ねなく読み放題です。

まとめ 図書館の電子書籍を読もう

さすがに新書はないかも知れませんが、
ちょっと前に流行ったベストセラーなどは
置いてある可能性もあります。

下記のリンク先は日本にある電子図書館の一覧があるので、
自分の住んでる市町村で
サービスがあるか確認しても良さそうですね。

電子図書館(電子書籍貸出サービス)実施図書館(2020年10月01日)
https://aebs.or.jp/Electronic_library_introduction_record.html

なおググったサイトで見たら、
日本の電子図書館はまだ全体の2%しかないそうです。

日本にある図書館は1300以上あるのですが、
電子図書館と言える図書館はわずか30館ほど。
全国の図書館のおよそ2%にすぎないのです。

電子図書館先進国と言えるアメリカはどうでしょうか。
アメリカにある図書館のうち電子図書館と化しているのは、
なんと脅威の95%以上。
アメリカの方が図書館の絶対数自体が多いのにも関わらず、
この導入率はとんでもない数字です。


(出典:世界では当たり前の「電子図書館」なぜ日本では見かけないのか?
https://www.digitalbook-meclib.jp/blog/detail/electronic-library/ めくり部)

今回使ったところめちゃくちゃ便利だったので、
好きなジャンルを見つけて読みまくろうと思いました。

お気に入り登録した本が合計60冊ぐらいあったので、
しばらくは退屈せずに済みそうです。

「他人が読み終わるまで待てん!
俺はすぐ読める自分専用の電子図書館を作るぞ!」
という人は、大人しくkindleで好きな本を買った方が
手っ取り早いかと思います。