どうも、mortalです。
本日はネタバレをせずに
漫画の 『君の膵臓をたべたい』のレビューです。
■あらすじを読む前の、タイトルだけの印象
これ、観たことないけど映画になってたよな。
きっと前にジャンププラスで酷いと話題になってた
漫画の『共食い教室』的な話か、
クラウザーさんみたいな
猟奇的なエログロホラーなんやろうなぁ…
タイトルのイメージ的には、こっちに近いのかも。
( 例)映画『軟骨がうめーんだよ、軟骨が』
4/30に全国劇場でロードショー。
…いや、これはないな。
・君の膵臓をたべたい
・軟骨がうめーんだよ、軟骨が
並ぶと字面的にあまり違いはなさそうなのに、
映画のタイトルにするには結構な隔たりを感じますね。
しかし名もなきモブゾンビが言う台詞にも
こんなにインパクトがあるなんて、
荒木飛呂彦先生のセンスが本当に好きです。
■あらすじ
以下、Amazonの商品説明のコピペ ↓
「高校生の【僕】は、クラスメイト・山内桜良が
重病で余命いくばくもないことを偶然知ってしまう。
ただし桜良は病人とは思えないほど元気で天真爛漫、
内向的な【僕】とは正反対である。
秘密を共有する2人の奇妙な交流が始まった…! 」
蓋を開けると、膵臓に病気のある
友達?恋人?という絶妙な関係の女の子が
病気で死にそうな難病ものでした。
ホラーじゃないやんけ、ワレェ…
10年ひと昔ってことで、
こういう難病ものはちゃんと見たことないけど
・世界の中心で愛を叫ぶ(2001年発行) とか
・恋空(笑)(2006年に書籍化)
とかで映画化されがちな印象ですね。
余談ですが、セカチューの発売から
もう20年近くも経つという事実に驚愕。
そりゃあ僕も老けますわ。
■内容について
★序盤でタイトル回収
自分の体の悪い部分は、
他の生き物の同じ個所を食べたら治ると言われてる。
だからこんなタイトル。
なお、ラストにも繋がる模様。
タイトルに持って来るとインパクトあるけど、
勝手に想像してた本編の内容と違って肩透かしを食らいました。
★漠然とした難病設定が気になる
娯楽映画で細けぇこたぁいいんだよ!
って人もいると思いますが、
「先天的に心臓が弱く、生まれてから数年で死ぬ可能性が高い」
みたいな漠然とした難病設定だと
今一つピンと来ないのは僕だけでしょうか。
先天性膵臓●●症、みたいな病名を出した方が
リアリティが増すんじゃないかなー、と。
作者の取材が大変そうですけどね。
★主人公の名前が最終話で判明する
重要な伏線でもないので
もったいぶって伏せる意味が感じられませんでしたが、
「そんな名前の小説家がいる」というヒントで
何となくの名前の予想が当たりました。
話の状況に応じて、主人公の2人称が
【地味なクラスメイト君】
【あの子と話題の男子君】
みたいに変わるのが漫画ならではの表現ですね。
僕だったら
「【花粉症で太ったキモい陰キャくん】、消しゴム拾ってくれる?」
とか言われるんでしょうか。
仮にそう思ってたとしても、
クラスの女子などにそんな名前で呼ばれたら
豆腐メンタルの僕は登校拒否ものです。
★陰キャの僕には刺さる内容でした
最近は誰とも会っていない毎日なので、
学校で友達のいないぼっちな主人公に共感しました。
漫画アプリで読んだわけなんですが、 コメント欄に
「誰とも付き合わない人生を送ると、
そのまま1人で仕事して1人で死んでいくぞ」
的なコメントがありました。
僕の現状からは、本当にそうだよと言いたいです。
以下は僕なりの意訳でアレですが、
作中の一問一答ゲームみたいなものの回答にあった
「生きるとは、他人と関わって
プラスなりマスナスなりの影響を受けること」
というのが外交的なヒロインの性格を表してて良いなと。
なお残念ながら陰キャの僕としては、
今さら性格をガラリと変えて
「みんなで明るく、楽しく、元気よく」という
小学校の学級目標のようなノリで生きられません。
なので、今後もアリの巣を破壊して喜ぶ小学生のような
ひん曲がった性格のままで生きて行こうと思います。
★結末がこれなのか…
難病ものの話なので
奇跡的に予定よりも長生きしました!
的なことはないかと思いつつ、
推定寿命の半年前とか3か月前とかに
容態が急変して死ぬのかな?と予想しながら読む。
ラストはこうなるのかと少し衝撃でした。
ちゃんとフラグはあったんですけど、
これが後に関係して来るのかと。
まとめ
大絶賛して買いたいってレベルではないですが、
そこそこ楽しめました。
漫画も上・下巻でコンパクトにまとまっているので、
取っ付きやすかったです。
恋空 (笑)をあらすじで読んだみたいな
ありえないストーリー展開は無いので、その辺はご安心を。
興味のある方は読んで みて下さい。