お久しぶりです、mortalです。
本日は最近読んだ、さいとうたかを先生の漫画
『サバイバル』を読んだ感想です。
あらすじ
![](https://try-everything.net/wp-content/uploads/2020/10/island-300x133.jpg)
1976年から1978年にかけて
『週刊少年サンデー』(小学館)にて連載された。
突如発生した世界的な地殻変動による
巨大地震に遭遇して生き残った少年・鈴木サトルが、
過酷きわまる環境で生き抜こうとする姿を描く。
さいとう・たかをが描く少年漫画の代表作の1つである。
==========================洞窟を探検していた鈴木サトルとその友人たちは、
突然の大地震に襲われる。
それが収まった後、
サトルだけは何とか洞窟から抜け出して助かったが、
外は信じられない光景と化していた。陸続きだったはずの土地はほとんどが大地震によって水没し、
周囲をすべて海に囲まれた島になっていた。
一緒に行動していた友人たちはいうまでもなく、
誰も居ないその島に残されてしまったサトルは、
生き延びるためにさまざまな知識や技術を身につけると
海を越えて東京へ渡り、
変わり果てた世界を改めて実感したうえで
行方不明の家族を探す旅に出る。最終的には、
Wikipediaよりコピペ
地質学者であった父がとある村の地滑りを防ごうとするも、
それを理解しない村民たちと対立した果てに落盤に遭い、
死亡していたことが判明する。
サトルは協力者と共に地滑りを防ぎ、父の名誉を回復する。
そして、母と姉が村付近の山の麓で生きていることが分かり、
サトルがそこへ向かうところで物語は終わる
話はざっとこんなのですが、
ある程度ステージ毎に出来事や感想を書きます。
無人島編
![](https://try-everything.net/wp-content/uploads/2020/10/mujintou-300x150.jpg)
しばらく1人で無人島で生活してて、
頑張って飲み水を作ったり
野生動物を狩ってみたり
野草を食べて下痢したり
序盤が最もサバイバルしてる感があって好きでした。
小船に乗った女が1人で来た辺りから
ちょっとそれが壊された感があります。
(なぜ、女なんだ)
話の都合上、死ぬまで1人でサバイバルしてても
変わり映えがないってのは分かりますが。
ネズミ最強説
![](https://try-everything.net/wp-content/uploads/2020/10/nezumi-300x196.jpg)
熊と戦ったりもしてましたが、
寝てると多数で洞穴に乗り込んできた挙句
主人公を噛んで1週間ぐらい病気にしたネズミが
作中では最も厄介な敵だった気がします。
戦いは数だよ兄貴!
ネズミ対策に飼い始めたフクロウのフライデーは、
Gガンダムの先代シャッフル同盟並の短命さでした。
まさかフクロウが逆にネズミに食われるなんて。
窮鼠猫を嚙むというか、窮鼠梟を噛んだわけですね。
てか、白い犬にはシロって名付けるのに
フクロウにフライデーと名付けるネーミングセンスは
どこから来たんだろう…
荒廃した市街地編
![](https://try-everything.net/wp-content/uploads/2020/10/sigaiti-300x204.jpg)
いけ好かない無限ライフル弾おじさんの
奴隷にされそうになったり、
動物園から抜け出したであろう虎と戦ったり、
野菜を植えて育てたり。
街中にいる虎と戦うシーンは彼岸島を彷彿とさせました。
![](https://try-everything.net/wp-content/uploads/2020/10/higanjima-kirin-196x300.jpg)
貯水タンクの水が残っていたり
誰もいない家の布団で寝れたりして
無人島よりは過ごしやすそうでした。
でも飲食物の確保が難しそうだったので、
自然のある所と街中では
どっちが生きやすいんだろうかと思いました。
富士山麓の樹海編
![](https://try-everything.net/wp-content/uploads/2020/10/jyukai-300x200.jpg)
外国からの調査員である鬼畜米兵2人と行動を共にしたり、
子犬のシロが仲間になったり。
山の上り下りで飲食物が手に入らないので、
読んでる側としてはそこはマズいだろうと
ハラハラしてました。
案の定、食糧難に陥り
トカゲを見つけて頭を潰して生のまま食べるという。
漫画とはいえ「お…おお…」となりました。
出会いと別れ編
![](https://try-everything.net/wp-content/uploads/2020/10/wakare-300x169.jpg)
ロープウェイがなくなったので
崖を超えるために自作のグライダーで鳥人間コンテスト状態になったり、
元野球選手と農地の防衛戦をしたり、
野犬の群れに教われたり、
脱獄囚のグループに絡まれたり、
仲間割れしている元学生同士のグループを和解させたり、
土砂崩れから村の全滅を避けるために穴を掘ってたら
主人公の父親が生き埋めで死亡してたと判明したり。
で、最後は母と姉の居場所がわかるもそこで話が終わるという。
中途半端な所で話が終わったので打ち切りだったのかな?
という印象が否めませんでした。
※ややネタバレしてしまうと、
中盤までに出会う人や生き物は大体死にます。
そして後半は
人に会う→一悶着あるも問題解決→また家族を探すので決別
の繰り返し。
パターン化されてて、マンネリ感が否めなかったです。
11巻のアナザーストーリーの蛇足感…
![](https://try-everything.net/wp-content/uploads/2020/10/muda-rush-300x300.png)
本編が打ち切りみたいな終わり方だったので、
話の途中の変なところから
サイドストーリーが1巻分追加されてました。
多くの人がいてそこそこ便利そうな生活をしているけれども
逆らうと強制労働をさせられる
市長による恐怖政治で自由のない街にサトルが立ち寄り、
立てよ国民!と喚起して反乱を起こす話でした。
正直別になくってもいい話だったので、
これやるぐらいだったら
普通に本編で家族に会わせて終了で良かったと思いました。
まとめ 何不自由なく生活できる現代って素晴らしい
![](https://try-everything.net/wp-content/uploads/2020/10/kamini-kansya-247x300.jpg)
水や電気のインフラが止まるなんて考えられず、
衣食住に困らず生活が出来て
インターネットにも繋ぎ放題という
自由な生活がなくなるなんて考えられませんね。
多分、スマホが1日使えないだけで禁断症状が出ると思いますw
数日も飲まず食わずで
毛虫やトカゲやカエルやミミズを食わないで済む、
現代社会って素晴らしいなと。
これまでの歴史でいろんなものを発明・開発してくれた
多くの人達の行動や知識・知恵に感謝しないとですね。
僕がこんな状況に置かれたら、
魚もろくに捌けそうもないのですぐ死にそうです。
火起こしぐらいは出来るようになった方がいいんでしょうかね。
まあ、そういうのを覚えないといけないような
危機的状況にならないのが一番幸せですが。
昔の漫画繋がりで、恐怖新聞が読みたくなる
![](https://try-everything.net/wp-content/uploads/2020/10/kyouhusinbunn-300x225.jpg)
知名度はあるけど昔の漫画は漫画喫茶になさそうなので、
買わなきゃなのかと悩みますね。
10巻ぐらいなら長さ的に苦じゃないですけど。
やはり最大の恐怖は
新聞を読むと寿命が縮むということではなく 、
新聞が窓ガラスを割って
真夜中に投函されるという点ですね。
貼った画像のパターンは初めて見ましたが、
ガラスはおろか雨戸まで突き破るのか(困惑)
いろんな意味で迷惑すぎるだろ…