新木場スタジオコーストでFree will slumのDAY.1を観てきた感想

どうも、mortalです。

1/13(日)はヴィジュアル系アーティストの事務所である、
Free willが主催する音楽フェスを観に
新木場スタジオコーストに行ってきました。

大好きなDIR EN GREYさんがトリで出演するのと
最近の若手バンドもどんな感じか知りたかったので、
開催2日前ぐらいにチケットを購入。

2日目は名前だけ聞いたことあるバンドがそこそこいましたが、
特に観たいのが不在だったのでスルー。

オフィシャルサイトのURL
http://f-w-d.co.jp/freewill_slum/
※出演アーティストの画像は、こちらから借りてきました。

■タイムテーブル

ほぼ時間通りに進行していき、
スケジュールがすごく遅れたとかは無かったです。

■MCは「なべ・やかん」氏


曲の準備中に出てきて一言二言の感想を述べるのと
次に出るアーティストの経歴・作風を読み上げるMCは、
どこのオッサンかと思ったらなべやかん氏でした。

恐らくDIRのDIEさんと
ニコニコ動画で一緒に番組をやっていたのを買われて
今回出演しているんですかね。

僕はたけし軍団の顔と名前が一致する人の方が少ないので、
ガダルカナル・タカや松尾伴内が
電車で向かいに座っていても多分わかりません。

皆、話を聞いているのか?って感じだったので、
別にいなくてもいいんじゃ…という気がしました。

ここからは各アーティストの感想です。

◼2o Love to Sweet Bullet

いきなり読めない…
ツーラブと呼ばれてるらしいです。

別にアイドルには興味なかったけれども
誰が見るの?そもそもファンがいるの?
ということで、少しだけ気になる。

しかし家でお昼ご飯を食べてたら到着が遅れ、
ラストの1曲を3分ぐらいしか観れず…

みんなベレー帽にピンク色のチェックの衣装だった気が。

最前列にだけ男性ファンがちょいちょいいるぐらい。
2列目以降はこれから出て来るバンドを待ってます、
って感じのバンギャがほとんどでした。

ファン層は腹の出た推定40代ぐらいの冴えないオッサンや、
63歳ぐらいのメンバーの爺ちゃんって感じの
サイリウムを持った老人などがちらほらいる程度でした。

終演後に空きスペースでミニサイン会的なことをやってましたが、
並んでいたのは20人ぐらい?

全員がそうと断言もできませんが、
アイドルオタはキモいという印象が拭えませんでした。

また、最初の出演3組ぐらいまでは
フロアの前方3分の1ぐらいしか人が埋まってないという。

◼ビバラッシュ

読み方が人名っぽく
ビバ=ラッシュ(1465年~1510年)なのか、
キシリッシュと同じ発音でいいのかが不明。

相変わらず、盛り上がっているのは最前3列ぐらいだけでした。

MCではボーカルの人が
「こんな広いライブ会場は初めて!
天井のミラーボール、すごく大きいよね。
僕の家には入らないよ!」
とか言ってました。

3曲ぐらいやってすぐ退場でしたが、
2曲目にやった簡単な振り付けのチャリの曲が印象的でした。

【簡単な振り付け】
曲が静かになったら、観客全員が強制でその場にしゃがむ

一本指を出して力を込め、「う~」と言いながら立ち上がる

チャリに乗るポーズ

何だ、この流れ…
デトロイト・メタル・シティみたいな感想を抱きました。

もう僕の中では、
このバンドのイメージはこれと同じになりました。

こんなわけのわからんバンドでも、
曲が始まると余裕でヘドバンをかますバンギャ達は
きっと心根が優しいんだろうな…なんて思いました。

◼POIDOL


第一印象は、バンド名からして何だかチャラそう。

赤毛のギターが前宙してたのと、
ボーカルが曲間でひたすら踊ってたことしか覚えておらず。
どんな曲だったか全然覚えてない…

MCではボーカルとベースが兄弟だと告げ、
小さい頃はヴィジュアル系のメイクのやり方がわからず
マッキーペンで顔を書いたり、
髪にペンキを塗ったりしたそうな。

◼ジャックケイパー

衣装は全員袴でした。
バカ殿みたいなメイクの奴が出て来た時点で、
正直あまり観る気がしなくなる。

個人的に、ふざけたようなバンドはダメみたいです。

なおゴールデンボンバーは純粋に曲がいいし、
エンターテインメントとして完成されてるからセーフです。

MCでは「2018年は飛躍の年にする!と言ってたら
メンバーの1人がぶっ飛んでしまい、音信不通です。
なので今日は下手の2人にヘルプで来てもらいました。」

とのことで、さっきのバカ殿(ブルービリオンのギター)と
青頭(リザードのベース)は助っ人でした。

待ち時間にも流れていた
「カニ カニ カニ
カニ カニ カーニバル」
という曲が単純なので、そこだけ覚えました。

東京の各区をツアーで回ってるそうですが、
このバンドも総評はこれ。

※あくまでも個人の感想ですが、
この辺までに出てきたアーティストは
5年後にはどこも解散してそうな印象でした…

◼DOG in the パラレルワールドオーケストラ

この辺のアーティストから、
フロアがそこそこ埋まってた気がしました。
後ろの方がやや空いてるぐらい?

何となく名前を知ってる程度のバンドでしたが、
これまでのアーティストと比べて
曲のクオリティが全体的に良かった印象。

アー写左から2人目のベースが
実物は女の子みたいに華奢で綺麗な顔してるのと、
ボーカルがビジュアル系にしては太ってる気がしました。
(正月太りで78キロになった僕が言えた立場じゃないんですが)

◼アルルカン

ボーカルのデカい猫耳みたいな髪型しか知らなかったですが、
自然と頭を振りたくなるラウド寄りなバンド。

僕の好きなlynch.に近かったです。
実際、過去にツーマンライブをやってたのも納得の組み合わせ。

・衣装は黒服
・シャウトやデスボイスあり
・ヘドバンの嵐
などが揃うと、もう個人的にはビンゴです。

欲しいものが手に入ってない人間に対する応援歌的な、
ダメ人間という曲が良かったです。

結構聴いたら気に入りそうな予感がしたので、
後でYouTubeで色々と探してみようと思います。

今まで聴いたことがないバンドで、
思いがけず気に入るようなのに邂逅する。
これぞフェスの醍醐味ですね。

◼Buglug


そんなに好きな感じじゃないし曲も知らないけど、
意外と盛り上がってました。
スクリーンの背景画像も日本古来の地獄絵図とか、
世界観が伝わってきました。

…あんまり特筆すべきことがないなw

◼MERRY


かなり好きなバンドなので、
これまではフロア下手のやや後方ぐらいで観てましたが、
センターの5列目ぐらいまで移動。
ボーカルまで4~5メートルぐらいの距離。

開演間近の時間に入場したとしても、
行こうと思えばこれぐらいステージに近づけるのが
新木場スタジオコーストの良いところですね。

メンバーはスーツで登場。

ギターの結生は金髪でGLAYのJIROさんっぽい髪型。
近くの人が、ベースのテツを
「テツさんかっけぇ、テツさんかっけぇ」と絶賛してました。

ガラのMCをまとめると
「フリーウィルは怖い事務所ですよ。
いや、笑いごとじゃなくて本当に。

ある日会社に呼び出されて、
メリーは気合いが足りない!ということで
2月に富士山に登れと言われたよ。
で、麓まで行って帰ってきました(笑)

(観客に対して)声が小さい。
みんな、ディルの時はもっと大きな声が出るんでしょ?
知ってるよ。

先輩であるDIR EN GREYとは、
今日みたいなイベントという形ではなく、
ツーマンなどで同じステージに立ちたかった。」
なんてことを話してました。

【セットリスト】

「M」 World Order
首吊りロンド
犬型真性MASOCHIST
絶望
平日の女-A面-
不均衡キネマ
ジャパニーズモダニスト
千代田線デモクラシー
sheeple

限られた時間は短いながらも、
昭和歌謡曲をベースにした独自の世界観で
自分たちの色に染めていた感じが強かったです。

やっぱり僕はMERRYが好きだ、ということを再確認しました。

◼DIR EN GREY

本日のお目当て。

結論から言うと、このメインディッシュの味が強過ぎて
これまでが全部おまけで付いてくる
漬け物のたくあんレベルにしか感じられませんでした。

終わってみると
「今日はDIRのワンマンライブだったっけ?」みたいな。
いつもこの会場で公演することが多いですからね。

衣装は
京→燕尾服、白シャツ、膝の辺りに穴開き黒スキニー
薫→千鳥柄みたいな丈が長めのジャケット
DIE→いつものノースリーブにストール
Toshiya→スーツに黒ネクタイ。脱いだら中のシャツはノースリーブ仕様
Shinya→いつもの白い服

【セットリスト】

SA BIR
VINUSHKA
Ranunculus
輪郭
SUSTAIN THE UNTRUTH
THE FINAL
人間を被る
詩踏み
激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
朔-saku-

EN
Child prey

アルバムの中にあるマニアックな曲は
ファンしかついてこれないと踏んだののか、
蓋を開けると最初の3曲以外のセットリストは
全部シングル曲で構成されてました。

シングル曲は歌モノなのか暴れ曲なのかなど
個性が分かりやすいので、
初めての人でも魅力が伝わりやすかったと思います。

個人的な欲を言えば
何曲か最新アルバムから披露して欲しかったんですが、
その辺はワンマンライブに行けってことですね。
名曲のRanunculusが聴けただけでも、十分に価値はありました。
ライブ序盤から泣きそうになりましたもん。

アンコールはChild preyでオーオー歌って終了でした。
ルナフェスみたいな、
これまでの出演アーティストが勢揃いってのはなかったです。

フェスの主催が事務所なので、
「最後は出演者みんなで、DIR EN GREYの残-ZAN-をやります」
みたいなことは期待するだけ無駄でしたとさ。

■まとめ


フェスで知らないアーティストを発掘しよう

最終的にはDIR EN GREYさんの一人勝ちだった感がありますが、
若手バンドも「ああ、こんなのもあるんだ」
ってことで発見があり、楽しかったです。

メジャーな売れてるバンドしか認めない!という老害的な思考は
せっかくいいバンドもいるのに勿体ないなと。
ハマらなかったら、スルーすればいいだけですしね。

また似たようなブッキングライブがあれば、
どこかで観に行こうかなと思いました。