バンド漫画のBECKを最後まで読んだけど、好きになれなかった理由

どうも、mortalです。

最近は毎日使ってるスマホアプリのマンガBANGで
BECKを読み終わったので、読書感想文です。

結論から言うと、つまらなくて僕には合いませんでした…
以下でダメだった所をいくつか紹介します。

■序盤が退屈

1巻ではまだギターすら持たない主人公。
不細工な不良のパシリとしてパンを買いに走らされてる姿、
読んでて胸クソ悪いんですが…

バトル漫画じゃないので後から復讐しないにしても、
いじめっ子に媚びてる姿が不愉快でした。
バンドというテーマ自体は好きなので頑張って読み進めましたが、
下手したら序盤で脱落しかねない内容。

むしろ、早々に脱落した方が良かったかも知れません。

■主人公を筆頭に、バンドメンバーが不快

フロントマンのボーカルやギターがダメ、
苦労人感のあるドラムやベースは好き。
要するに、僕はわがままな奴が嫌いみたいです。

作者はバンドのフロントマンなんて
目立ちたがりのクソ野郎ばかり、と言いたいんでしょうか?

前述の通り、主人公は好感度は皆無で常にヘラヘラしてる印象。
これが初心者で楽器の演奏は下手だけど、
周りを気遣えてひたむきにずっと練習してるとかなら好感持てるのに…

遠距離恋愛で付き合ってる彼女が疎遠の時、
ちょっと見た目のいい仲良くなった女を
ミュージックビデオ撮影現場に呼ぶとか、思考回路がクソです。

そして天才肌でギターが上手かろうとも、
すぐ海外に高跳びして音信不通になる印象の竜介。
バンドとして活動するのに、
いるのかいないのか曖昧なメンバーって致命的だなって。
妹のマホもあわせて、海外かぶれな感じが鼻につきました。

とどめにボーカルの千葉とかいう、
物語上は不要そうなイキってるアフロも邪魔だなと。
ググったらサジェスト機能で
「BECK 千葉 いらない」って出てきて、
みんな思うことは同じなんだと笑いました。

■ご都合主義が過ぎる

バンド「この会場を埋めたら、〇〇を免除して!」
お偉いさん「いいけど、できるの?」
バンド「できらぁ!」
で、何だかんだして目標達成って流れが2回くらいありました。

音楽フェスでファーストやセカンドステージを差し置いて、
収容人数が最小のサードステージに最も人は集まらんやろ…

■どういう感じの音楽をやってるのかが不明

漫画だから音楽が聴こえないのは当然なんですが、
歌詞も一切出ないので、
どういうジャンルの音楽やってるのか全く見当がつかない。

「なんてファンキーなベースなんだ!」みたいな、
説得力ゼロの言葉で観客が褒めるしかないという。
これ、前に書いた『響~小説家になる方法~』でも同じですね。
中身は一切見せずに作中作をベタ褒めするパターン。

途中で ボーカルの千葉が力不足を感じて
ラップバトルの大会に行ったシーンでも、
モブが「なんて的確で韻を踏んだディスりなんだ!」
みたいに適当に誉めるだけで、ここでも相変わらず歌詞は一切なし。
全然ピンと来ません。

■モブがブサイクばかりでキツい

モブキャラは大体顔がキモいです。
普通でいいのに、何でこんな絵面が不快な奴らばかり出すんだろう。

終盤に出てきた、食べる時にクチャクチャうるさい
クチャラーのマネージャーとかは
そんなでも仕事がめっちゃ出来る人とかなら良いんですが 、
特に長所のない不細工なので死んでくれとしか言いようがないです。

あとはチャイニーズ・ブッキーとかいう
3ピースバンドで唯一のイケメンが引き抜かれた結果、
メンバー全員がイジリー岡田みたいな見た目のバンドも地獄でした。
演奏シーンも「ア●ル バーイブ!」などと叫んでおり、ドン引きです。

まとめ  損切りは早い方がいい

BECKは一言で表現すると、
平凡な少年が音楽に目覚めて成功するという話でした。
しかし最序盤から時間をかけてやると、長ったらしくて僕にはダメでした。
これで34巻は長過ぎる。

個人的にバンドものは
ある程度売れてたり活動しているところから、
だんだん右肩上がりに伸びていく話の方が好きみたいです。

なので最初からバンドの方向性や
歌う歌詞の内容がわかってて既にある程度売れてる、
デトロイト・メタル・シティってスゲーとなりました。
結局はDMC信者オチに。

BECKは最初の3巻ぐらいで
「え、微妙…これから面白くなるのかな?」
と思いながら読み進めたものの、
第一印象からいい方に変わらずに読了しました。

無料とは言えアプリで1日に読める話数にも限りがあるので、
さっさと見限って
バキシリーズの2巡目を読めば良かったと反省しています。